小田急藤沢駅改札口の橋上化に向けて、藤沢市と小田急電鉄が協議を進めていることが11日、関係者への取材で明らかになった。現状は検討段階で具体案は固まっていないが、実現すればJRと江ノ電を合わせた3線の改札が2階の通路で繋がることになる。整備の時期について市は「合意形成が図れたとして、早くとも2020年以降になる」としている。
五輪後の実現目指す
改札口の移設が検討されているのは、藤沢駅の南北を橋上で繋ぐ自由通路の一角。市は2012年3月に策定した「藤沢駅周辺地区再整備構想・基本計画」に基づいて、現在北口ペデストリアンデッキを改修するなど再整備を進めている。
市によると、改札口の橋上化は自由通路の拡幅整備の一環で、小田急電鉄側と14年頃から協議を重ねてきた。橋上化を含む駅全体の総事業費は330億円程度を見込む。市が13年に公表した事業計画案では、協議・設計を経て20年頃までの事業実施の工程が描かれているが、市の担当者は「計画案は大まかな目安。現状は事業化に向けた調整を進めている段階で、見通しは立っていない」と説明する。
ただ、市としては早期に実現したい考えで、駅舎の形や費用負担などの具体案が固まり次第、協定を締結し、設計に入る方針だ。
現在小田急とJRの改札口は1階と2階に分かれていることに加え、江ノ電改札口は100mほど離れた百貨店内部にある。観光客から駅の場所が分かりづらいとの声も寄せられているといい、市担当者は「実現すれば、3線が同じレベルで乗り換え可能になる。観光客や利用客の利便性向上に繋がる」と期待した。
現在の改札口は
橋上化された場合、現状の改札口をどうするかは鉄道事業者の判断になる。本紙の取材に同電鉄広報部は「(橋上化は)検討段階であり、改札を2階に移すかどうかも未確定」とコメント。ただ同駅ではホーム柵の設置やバリアフリー化も検討しているといい、「どのような駅舎がいいのか、市の計画に合わせて協議を進めていきたい」と話した。
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