SFC学生が発案
慶応義塾大学(SFC)2年生の高山泰歌(たいが)さん(20)と同大学の金丸百合花(りりあん)さん(19)が昨年12月に「(株)ONE NOVA」を起業し、男性用アンダーウェア「世界一透明なパンツ」を発案した。起業してから約半年かけて制作し、4月から販売を開始した。
製品は、透明といっても生地が透けるのではなく、生産過程の透明性を担保したもの。どこで、誰が、どのように作っているのか、手元に届くまでの全工程を
公開。同社のインターネットのサイトでは生地開発・縫製や染色加工、刺繍など工場の特徴や場所、ホームページのURL、生産者の写真などを掲載している。「毎日身に着けるパンツだからこそ自分が納得したものを買ってほしい」と高山さん。
作ろうと思いついてから約半年間、請け負ってくれる縫製工場を探しまわることから始まった。工場のある福井県に足を運び、アドバイスをもらいながら約6回の試作を重ね、デザインや形を決定し、完成させた。
2人は大学受験のとき出会い、通っていた塾でのバイト仲間。高山さんが「ラーメン奢るから起業しよう」と金丸さんを誘い「いいよ」と二つ返事で快諾した。
服の大量生産・消費による環境問題や外国人を低賃金で雇う労働環境の悪さ。2人も関心があり、身近なものの製造過程が不透明であることに共通の問題意識があった。そこでその常識をパンツが良い意味で壊してくれると考え、制作へとつながった。
1着3千円(税込)からで同社サイトで販売。今後は原価も記載し、さらに透明化を図りたいという。金丸さんは「流行に流されず、自分が着たいと思った衣服を身に着けるように、ものを選ぶということを大切にしてほしい」と話した。
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