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公開日:2018.07.20

鵠沼海岸にスケボーコース
日本初の国際規格施設

  • 整備されるコンビプールのイメージイラスト

 藤沢市は7月4日、鵠沼海浜公園スケートパークに、2020東京五輪の新種目になったスケートボード用のコンビプール(パークコース)を整備すると発表した。日本では初めてとなる国際レベルの競技施設で、7月末に着工し、11月に完成を予定している。



今秋完成、湘南の拠点へ



   コースは、スケートパーク西側の約1100平方メートルのエリアを改築する。おわん型や山型、斜面などの大小さまざまな構造物を組み合わせたコンビプールと呼ばれるコースを整備。コンクリート製で最大高低差は約3mで、国際レベルのパーク競技が可能な会場となる。



 コース設計に携わった日本スケートボード協会によると、スケートボード専用のコースは、大阪や長野にもあるが、今回整備するコースは、他と比べ難易度が高いことが特徴。上級者や競技選手にとって、格好の練習環境となり、レベル向上が期待できるという。



 総工事費は約3千万円。公園の運営・管理をしている(株)湘南なぎさパークが出資する。



 市は「国際レベルのコースができることで、湘南地域のスケートボードや(自転車競技の)BMXといったストリートスポーツの拠点になり、より多くの人に利用してほしい」と期待している。



五輪新種目に利用者も増加



 同スケートパークは、鵠沼海浜公園で営業していた鵠沼プールガーデンが廃止となり、2001年、その跡地に開設した。スケートボードやBMX、インラインスケートなどのストリートスポーツが楽しめ、初心者向けの教室も開かれている。



 また、スケートボード、BMX、サーフィンの競技者が集う国内最大級の大会「SHONAN OPEN」の会場としても利用されている。



 利用者数は毎年2万人を超え、昨年は2万9千人に増加。今回の整備は五輪の新種目としてスケートボードやBMXが決まり、今後も愛好者や競技者が増加することが予想されることから、湘南なぎさパークから市へ提案する形で建設する運びとなった。



世界へ巣立つ若手有望選手



 市内在住で藤沢清流高校に通う小川希花(きはな)さん(3年)は、この施設で技術を磨き、世界で活躍する選手に成長した。



 高校生プロスケーターとして、昨年は世界最高峰の大会「エックスゲームズ」へ初出場。東京五輪でも活躍が期待されている。

 

 

 

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