(一社)藤沢市商店会連合会に加盟する6商店会は、聴覚障害者が買い物しやすい環境を作ろうと、筆談器具と対応店のステッカーを9月から導入している。
藤沢駅北口にある県聴覚障害者福祉センターからの要望を受け実現した。当初は同センターが所在する地域の1商店会での実施だったが、参加を募ったところ観光客が訪れる江の島や就労者の多い工業団地がある湘南台地域など6商店会の手が挙がった。
今回、筆談用具は100点ほど購入。導入店舗にはわかりやすいよう、店頭にステッカーが貼られる。
市商連では今後、連合に加盟する40商店会での導入を目指す。また今回の取組みをきっかけに、「聴覚障害者だけでなく、他の障害者にも優しい商店街づくりを進めたい」とした。
35店舗で導入した湘南台西口商店会の最上重夫会長は「障害のある方含め、あらゆる人たちに優しい商店会を作ることが大切」と話す。
同センター施設長で自らも聴覚障害者の熊谷徹さんは「これまでコミュニケーションがとりにくく、お店に入りにくかったが、この取組で利用しやすくなった。今後とも商店会と聴覚障害者がともに歩みよって人に優しいまちづくりを進めていきたい」と話した。
同センターによると県内の聴覚障害者は2016年時点で、およそ2万3800人、市内には1100人いるという。
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