2020年東京五輪セーリング競技会場の江の島を、海の中からきれいにして選手や観光客らをもてなそうと6日、島内の湘南港で清掃イベントが開かれた。市民大学「湘南VISION(ビジョン)大学」の体験講座の一環。全国で海底清掃を行う「海をつくる会」のダイバーら約20人が海に潜り、普段は見えない海底のごみを引き揚げた。
イベントには親子連れなど約30人が参加。ダイバーが集めたごみを岸壁からひもで揚げたり、分別するなどした。
この日、海の中は視界が悪かったものの、重りや糸など釣り具や空き缶などが続々とシートに広げられた。中には鉄製のごみ箱や板、柱など大人数人がかりでようやく引き揚げたものもあり、1時間ほどで集まった総量は400kg近くになった。
川崎市から参加した小学5年生の男の子は「海の中からごみが見つかると嫌な気持ちになる。ひとり一人がきれいに使ってほしい」、同市民大学の片山清宏さんは「今回の活動を通じて、より多くの人が海のごみ問題について考えるきっかけになれば」と話した。
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