謎の多い大庭城の実態をひもとく講演会「大庭城の謎にせまる」が8日、藤沢市民会館小ホールで行われた。約380人が参加。専門家らの解説に、メモを取りながら耳を傾けていた。
当日は、市郷土歴史課から大庭城の概要説明後、駿河台大学副学長の黒田基樹氏と東京都江戸東京博物館の斎藤慎一氏が登壇。黒田氏は「扇谷上杉氏と相模国」、斎藤氏は「大庭城が語る戦国時代」をテーマに講演を行った。黒田氏は文献を元に家系図などを用いて、大庭城と関わりの深い扇谷上杉氏について、齋藤氏は城郭や堀、発掘物から解説。参加者は2つの異なる視点での講演に聴き入っていた。フリートークのコーナーでは「国の指定として認定されるにはどうするべきか」「大庭城と他の城との違い」などテーマを設け、2人の専門家が意見を発表。ここでしか聞くことができない話に会場は一段と盛り上がっていた。
2人は「まだ地元の人も知らない人がいる。より多くの人に知ってもらえたら」と話した。
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