湘南モノレール(株)(本社・鎌倉市)の湘南江の島駅(片瀬)の大規模改修工事が終了し7日、竣工式が行われた。1階から改札口のある5階までのバリアフリールートを整備し、耐震補強工事も行われた。
同駅は、1971年に開設され、観光地である江の島の玄関口として親しまれてきた。2017年7月から老朽化に伴う改修工事に着手し、18年12月からテナント部分を除いた施設の供用が開始されていた。
改修工事では、新たにエレベーター棟とエスカレーター棟を増築し、これまでの既存の建物には耐震補強工事を施した。5階の改札口正面には、富士山や藤沢の街並みが一望できるルーフテラスを整備。外国人観光客向けに多言語の案内板も設置された。
また、津波避難施設として、3階から5階には約1千人の収容が可能になった。
竣工式当日には、鈴木恒夫藤沢市長をはじめ、関係者70人が集まり、くす玉を割るなどして新駅舎の完成を祝った。
あいさつに立った同社の尾渡英生社長は「2年後の五輪に向け、集まる観光客には使いやすい駅に、地元の人には散歩のついでに立ち寄れるような親しみのある駅にしたい」と話した。
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