福島から親子連れを招き、藤沢の自然や外遊びを満喫してもらう「ふくしまっ子リフレッシュin湘南」が先月24日から4日間、江の島や湘南台で行われた。南相馬市や福島市などから11家族33人が参加し、交流を深めた。
福島の子どもたちとともに・湘南の会(青柳節子代表)の主催。福島第1原発事故後、外で満足に遊ぶことが出来ない子どもたちにリフレッシュしてもらおうと、2012年に初開催。以来年2回、春休みと夏休みに合わせて企画しており、今回で14回を数える。
参加者は福島からバスで藤沢入り。江の島や新江ノ島水族館を見学したほか、湘南台子ども館などで思い思いに余暇を楽しんだ。福島市から参加した末永鵬貴(ともき)くん(8)は「江の島のイベントが楽しかった。友達と一緒にまた来たい」と声を弾ませる。
放射能への懸念、今も
東日本大震災から8年が経ち、復興が進む一方で子どもたちの親にはいまだ放射能への懸念が残る。南相馬市から訪れた青田洋子さん(44)は「保護者の間で温度差はあるが、自分はやはり気になる。子どもを外でのびのびと遊ばせることができるので、こういう機会はありがたい」と語る。
青柳代表は「回数を重ね、お互いの関係性ができつつある。私たちも子どもたちの成長を見守っていきたい」と話した。
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