茶葉の摘み取りと手もみ茶作り体験が18日、葛原のレンタルファーム「BLOOM FARM」で行われた。当日は6人が参加し、摘みたての新茶を味わった。
指導するのはICTエンジニアと茶コンシェルジュの2つの顔を持つ高橋浩二さん(48)=羽鳥在住。「指の腹でねじって。一芯三葉のものを選んでみて」と摘み取る茶葉のポイントを教えてもらいながら、参加者らは茶摘みに取り組んだ。
その後、茶葉を少し寝かせてフライパンで熱を通し、手もみを5、6回繰り返すと茶が完成。摘みたての茶で一服を楽しんだ。都内から参加した家族は「手もみをすると、一気に香りが強くなった。これほど手間がかかっていると知るとありがたみを感じる」と話した。
高橋さんが茶の栽培を始めたのは4年前、高知県を訪れた際に一般家庭の生垣でお茶が育てられているのを見て。いわば茶の”家産家消”。購入するだけでない楽しみ方を知って「湘南でも同じことができないか」と栽培を始めたという。
現在、管理している茶畑は約40平方メートルで、9種類130本を栽培。年に1回、新茶の摘み取り会を開催し、今年で3年目を迎えた。現在は市内などで茶に関する講座を開くなど、積極的に活動している。
高橋さんは「いつか藤沢と言えば、お茶と言ってもらえるようになれば。栽培から試飲まで誰もができる環境を作って、静岡などへお茶を学ぶツアーも企画してみたい」と今後の思いを語った。
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