2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は1日、聖火リレーのルート概要と日程を発表した。神奈川県は来年6月29日から7月1日までの3日間で、初日の藤沢市内ではセーリング競技が開催される江の島や同日終着地点の辻堂神台公園が含まれる。55年ぶりに訪れる聖火リレーに、市民の期待も高まりそうだ。
発表によると、初日は箱根駅伝の往路ゴール付近で出発式が行われ、大山(伊勢原市)を経て小田原市から相模湾沿いの大磯町、平塚市、茅ヶ崎市の後、藤沢市へ。江の島北緑地公園で地域文化の演目披露などを行う「ミニセレブレーション」が開かれるほか、辻堂神台公園では、最終ランナーの到着を祝い、各日の聖火リレーの終わりを告げる式典「セレブレーション」が催される。
1日あたりの聖火ランナー数は80〜90人程度。1人あたり約2分間、約200mを走る。
藤沢市を含む具体的な経路は年末に公表される見通し。1964年の東京五輪で、当時中学生で聖火ランナーの伴走を経験した鈴木恒夫市長は先月30日の定例記者会見で「多くの人が応援を含めて参加し、感動を共有してもらえればうれしい」とコメントした。
3日間かけて駆け抜ける県内のルートは計15市町。2日目は三崎港(三浦市)を出発し、鶴岡八幡宮(鎌倉市)などを通って、相模原市へ。最終日は等々力陸上競技場(川崎市)をスタートし、サッカー競技会場の日産スタジアム(横浜市)などを経由しながらセレブレーション会場の横浜赤レンガ倉庫に向かう。
17日からランナー公募
聖火リレーのランナーは公募で6月17日から順次募集が始まる。協賛企業4社と都道府県実行委がそれぞれ募集枠を設けており、最終的に大会組織委が決定する。
応募資格は2008年4月1日以前に生まれた人。国籍や性別は問わず、走行を希望する都道府県と縁があるなどの基本要件を満たす必要がある。
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