小田急線・六会日大前駅周辺で毎夏開催されている「湘南ねぶた」が今年は中止されることが14日までに分かった。例年大会本部が設置される会場内の駐車場に商業施設が建設されるため、ねぶたの保管などが困難になったことが要因という。関係者によると現状では来夏以降も見通しは立っておらず、20年以上続く風物詩の継続が岐路に立たされている。
◇
湘南ねぶたは1997年に発足。亀井神社・湘南地域振興会が主体となり、2年前からは実行委員会が引き継ぐ形で昨年22回目を迎えた。
「青森ねぶた祭」を運行したねぶたと、地元で制作したキャラクターねぶたが運行するのが恒例で、「ラッセラー」の掛け声や有志の踊りとともに毎年会場は熱気に包まれる。亀井野地区では最大の集客力を誇るイベントに成長し、12年には8月下旬の2日間で約8万人が来場した。
ただ、祭りの規模が大きいこともあり、人員の確保や経費の工面、関係機関との調整など課題も多かったという。2年前からは地元企業や個人の協賛に加え、藤沢市の商店街にぎわいまちづくり支援事業補助金を活用。昨年度は約80万円の交付を受けた。
開催当初から祭りに携わっていた60代の女性は「湘南ねぶたは今やこの地区にとってなくてはならないイベント。楽しみにしている人は本当に多い」と中止を残念がる。一方、亀井野在住の70代の女性は「発起人の方が数年前に亡くなって、開催が難しくなっているという噂も耳にした。仕方がない部分もあるのではないか」と話した。
鎌倉市交通安全対策協議会初詣に合わせて鎌倉駅周辺の交通規制を行います。鎌倉への初詣は電車・バスをご利用ください。 https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/koutsuu_anzen/nennmatsu.html |
<PR>
藤沢版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|