藤沢市は先ごろ、2018年度の年間観光客数が2017年度を191万人上回る1839万人で、過去最高だった2016年度と同水準に戻ったと発表した。年間を通じて主要観光行事が天候に恵まれ、増加に弾みをつけた。
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通年型観光事業に取り組んできた藤沢市は、2014年度は1773万人、2015年度は1833万人、2016年度は過去最高の1864万人と順調に増加。2017年度は天候不順や台風の影響で1648万人に落ち込んだが、18年度は1839万人と、17年対比で11・6%増となった。
主な要因として、4〜6月は天候に恵まれ主要観光地点を訪れた人が増加。前年台風の影響を受けた10月は、週末の天候が良く前年中止になったふじさわ江の島花火大会などの観光行事が開催されたことが挙げられる。また10〜12月にかけては、前年同期比192・6%と大幅に増加。これは関東三大イルミネーションにも選ばれたイベント「湘南の宝石」が冬の風物詩として定着。一昨年の台風21号で甚大な被害をうけた江の島岩屋も、同時期に関連イベントを開催し、入場客数を大幅に回復した。
外国人80万人に
19日には藤沢市観光協会定時総会が開催され、江の島を訪れる外国人観光客数は年間約80万人以上と報告された。江の島観光案内所では外国語観光ボランティアガイドを2人に増員し、サービスの充実を目指している。
山口幸雄会長は、「江の島を訪れる外国人観光客は東京五輪が近づくにつれ、今後さらに増加すると期待される。江の島大橋の3車線化、島内のトイレ改修、片瀬江の島駅の駅舎リニューアルなど着々と進んでいる。キャッシュレス化もどんどん進めていきたい」と話した。
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