施設の老朽化に伴う鵠南小学校(鵠沼海岸4丁目)の再整備について、藤沢市はこのほど、2024年度までをめどに校舎や体育館などを建て替える基本設計をまとめた。今後実施設計を経て、来年度以降着工する。
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藤沢市議会6月定例会の子ども文教常任委員会で市が報告した。
計画によると、北側の校舎を建て替えるために、現在のプールと体育館を解体し、仮設校舎を建設。現在グラウンドになっている西側道路沿いには新たに屋内運動場のほか、近隣の浜見保育園とよつば児童クラブが入居する複合化施設を整備する。
市は2015年に市立学校施設の再整備に関する基本方針を策定。耐久性や機能面から改修の優先度が高い順に、小中学校6校を抽出した。
同校は1970年に開校。校舎は完成から半世紀近くが経ち、老朽化が進んでいることに加えて津波浸水エリア内に位置する。近隣には津波避難対策に課題があった浜見保育園とよつば児童クラブもあったため、改修の緊急性が高いと判断。これらを複合化し、一体整備する方針を固めた。
新校舎は4階建てで、一部に屋外プールを配置。複合化施設も同規模の高さで1階には多目的スペースを兼ねた開放エリア、保育園送迎用の駐車場も設置される。市教委学校施設課によると、完成後は4階と屋上を含めると5千人以上の避難が可能になる。
市は20年度から複合施設の建設に着手。22年度以降、現校舎の解体と新校舎の建設に取り掛かり、24年度までにグランドを含めた整備完了を目指す。
概算事業費は複合化施設や仮設校舎の建設など前半で約23億円を見込んでいる。
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