近年、藤沢駅周辺を中心にホテルの建設が相次いでいる。年々増加傾向にある観光客の宿泊先として需要が高まっているようで、南藤沢では来春のオープンを目指して地上13階建ての大型ホテルの建設が進む。宿泊客増は市内経済にも好影響をもたらすとあって、市や経済団体も歓迎ムードだ。
市観光シティプロモーション課によると、訪日外国人観光客(インバウンド)を含む市内の観光客数は2008年度の1340万1千人から10年後の18年度には1839万2千人と約500万人伸びた。
一方、藤沢市に訪れる観光客は日帰り客がメイン。都心や空港からのアクセスが良い反面、江の島に観光資源が集中している側面があり、「例えば羽田から江の島を経由して箱根に宿泊するというケースも一定数あるようだ」(同課)。宿泊滞在が増えれば、飲食店への利用など経済効果が見込めるとあって、対策は市の課題の一つだった。
藤沢駅は3線が乗り入れる交通の要衝で周辺にはビジネスホテルが多い。「東横イン藤沢駅北口」(客室数207室)、「相鉄フレッサイン藤沢駅南口」(同146室)などに加え、今年4月には「スーパーホテル湘南・藤沢駅南口」(同105室)がオープンした。
来年4月に大型施設
市は宿泊施設の需要が伸びていることを踏まえ、16年10月から一定数の客室や平均面積、国際観光ホテル整備法の施設基準などを満たした新規ホテルに対し、固定資産税や都市計画税を減免する条例を施行。昨年3月には同制度を利用し、北口に「アルモントイン湘南藤沢」(同96室)が新たに開業した。
現在南藤沢で建設が進む「(仮称)ヤマタネ藤沢ビル」も同制度を利用したホテルで、操業開始は来年4月。客室数は147室、平均客室面積は14・35平方メートル、物販や飲食店舗を併設した複合施設を予定している。
こうした流れを受けて、藤沢商工会議所の増田隆之会頭は「宿泊客は街に出て色々な店を利用してくれる。今後まちおこしに繋げられるよう、ホテル側とも協力していければ」と話した。
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