県や藤沢市などから成る湘南地域自転車観光推進協議会は先月30日、湘南地域の4市3町でシェアサイクルの実証実験を始めた。エリア内の周遊観光を後押しする狙いで、来訪者の利便性を高めることで観光地としての魅力向上にも役立てる。
自転車を時間単位で借りることが出来る「サイクルポート」を、国道134号線を中心に計36カ所277台分設置。市内では、江の島島内の湘南港西緑地(46台)や藤沢市役所(4台)など計8カ所100台分を設けた(一部9月以降)。
利用者は、協働事業者の「OpenStreet」(東京都港区)が提供するアプリ「HELLO CYCLING」をダウンロードし、貸し出し可能なポートを検索。借りた場所以外でも返却することができ、県は鉄道などの交通手段を補完する二次交通として生かしてもらいたい考えだ。
料金は15分あたり60円、一日の上限を1千円に設定。管理は無人で、クレジットカードや電子マネーなどで決済する。
期間は2022年3月末まで。県は将来的に多様な移動手段を一つのサービスにまとめた「MaaS(マース)」の実現を目指しており、実証実験の結果を交通事業者間の連携などに役立てる。
市観光シティプロモーション課では「シェアサイクルは湘南広域の沿岸をつなぐ新たなインフラになる。観光客だけでなく、生活の様々な場面で利用してほしい」と話した。
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