4年前の第93回全国選手権で日大藤沢をベスト4へ導いた高校サッカー界のスター選手が、大けがを乗り越え復活のゴール--。
かつて「日藤のマラドーナ」の異名をとった田場ディエゴ選手(23・YSCC)=石川在住=が8日、三ツ沢球技場で行われたJ3リーグ第22節、セレッソ大阪U23戦に出場。Jリーグ初出場初ゴールという鮮烈な復活劇を演じた。
後半残り10分に途中出場すると、左サイドから中央へ切れ込み右足を一閃。ペナルティーエリア外から放たれた強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さった。試合も3対0で快勝。「出場したら絶対に点を取ってやると思っていた。やっと戻ってこられた」と喜びをかみしめた。
「プレーする喜び感じる」
生まれも育ちも藤沢の田場選手。両親は日系ペルー人で、父親が元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナのファンだったことから、その名を授かった。高校時代の活躍で注目を浴び、卒業後は国士舘大へ進学。大学4年の6月、プレー中に右ひざ前十字靭帯を断裂、全治8か月の大けがを負った。
プロを目指し、その夏に複数のJ1、J2クラブの練習に参加予定だったが断念。一度は競技への復帰を諦めかけたが、両親の希望もありサッカーを続ける道を選んだ。その後も複数クラブの練習に参加したが、思うようにプレーできず、今年4月、引退覚悟で受けたYSCCに拾われた。
だが、給与も交通費も支払われないアマ契約で、普段は藤沢から横浜にあるグラウンドまで電車通勤。午前中に練習し、午後はテラスモール湘南の紳士服店で働く日々を送っている。
そんな環境にも「今は楽しい」と笑顔。「プレーできなかった時期が長かったので、今はサッカーができる喜びを感じる」と充実しているようだ。
今の課題はけがをして衰えたスタミナつけること。「目指す舞台はもっと上、でも一歩ずつ登っていきたい」。これからの活躍に期待がかかる。
積水ハウスの建築条件付宅地分譲3区画コモンステージ藤沢弥勒寺 4月26日~6月30日 現地説明会 https://www.sekisuihouse.co.jp/bunjou/0/14205/b348005/s320003/00014292/06.html |
|
<PR>
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>