プロ野球独立リーグ・ＢＣリーグに今春から参入する神奈川県民球団「神奈川フューチャードリームス」にこのほど、専属チアチームが発足する。球団や地域を盛り上げようと、チアリーディング指導者で、鵠沼海岸在住の黒田紫（ゆかり）さん（58）が発案。現在広くメンバーを募っており、「藤沢や神奈川が好きな人にぜひ応募してほしい」と呼び掛けている。
黒田さんは、大学時代に日本初のプロチアリーディングチームのメンバーに選出。卒業後は指導者としても手腕を発揮し、県内２つの高校ダンス部を計５度日本一に導いた。現在も県立大和南高校で教鞭をとる傍ら、同校ダンスドリル部の顧問を務めている。
きっかけは昨年、県民球団発足のニュースを新聞で知って。長年指導者として活躍する一方、藤沢市民として何か地域貢献ができないかと考えていた折だった。
これまでプロ野球やサッカーチームのチアチームの立ち上げに携わった実績もある。「球団だけでなく、地元を盛り上げるためにもチアチームを作りたい」と同球団の藤本伸也代表に直談判したところ、同代表もこれを快諾。本格的にメンバーを募集することが決まったという。
対象は18歳以上の男女で任期は１年間。「郷土愛があってダンスが好きな人なら未経験者や男性も歓迎」と黒田さん。メンバーはボランティアで球団の広報活動やホーム戦での演技披露を行うほか、地域のスポーツイベントや施設慰問など幅広く活動していく予定だ。
「ｃｈｅｅｒ（チア）」は応援し、元気づけるの意。黒田さんはチアリーダーとしても４月18日の開幕を楽しみにしているといい「まずはチームを軌道に乗せて、いずれは藤沢や神奈川のＰＲ大使のような存在を目指せたら」と語った。
応募は同球団ホームページ（「神奈川フューチャードリームス」で検索）のエントリーフォームから申し込む。
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神奈川フューチャードリームス／運営母体は南藤沢に本社を置き、大手釣具チェーンなどを展開する（株）ＦＤＩ。昨年６月にリーグへの加盟が承認された。監督に元横浜ＤｅＮＡベイスターズの鈴木尚典氏の就任や練習拠点を藤沢翔陵高校総合グラウンド（横浜市戸塚区）に置くことなどが発表されている。
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