辻堂神台にある藤澤浮世絵館がＳＮＳを使った作品紹介に取り組んでいる。「＃（ハッシュタグ）おうちで浮世絵」をつけ、収蔵する浮世絵を学芸員がワンポイント解説。新型コロナウイルスの影響で休館状態が続くが「直接ご覧いただけない分、自宅で少しでも作品を楽しんでもらえたら」と話している。
同館は先月から臨時休館。会期中だった企画展も一般観覧ができなくなる中、太田記念美術館（東京都渋谷区）の取り組みに”便乗して”、同じ＃をつけて作品を紹介することにした。
平安時代の武将で藤沢にゆかりのある鎌倉権五郎や平家方と頼朝方の武将による組討場面。同館ツイッター上には先月まで開催していた「最強!?相模武士の物語と浮世絵」の作品が並ぶ＝写真。「文字数に限りはありますが、再開のめどが立つまで継続して紹介していけたら」と同館学芸員の芦葉抄苗さん。18日から次の企画展「御上洛東海道と幕末の浮世絵」が控えており、今後週２、３度のペースで紹介していくという。
同館は４月30日まで休館予定。
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