新型コロナウイルス感染拡大の影響で飲食店が苦境に立たされる中、テイクアウトを行っている飲食店を、ソーシャルメディアやウェブページに開設した特設サイトで支援する動きが市内で広がっている。運営する有志らは「少しでも飲食店の支えになれば」と話している。
市内在住の会社員、川野水沙緒さん(40)は、フェイスブックで「藤沢テイクアウトできるお店」というページを開設した。各店が個別に発信していたメニューなどの情報をまとめ、利用を促そうという取り組み。
他市で立ち上がっていたサイトを参考に、藤沢版を自ら作成。3日に公開し、わずか1週間で登録者数は900を超え、40以上の飲食店が投稿するなど反響を集めている。登録すれば無料で情報を更新できる手軽さがうけ、投稿の数も増え続けているという。
今月末には、飲食店情報を1枚にまとめたチラシを作成し市内で配布する予定。川野さんは「今、一番情報を伝えたい高齢者の方々が手に取って見れる機会になれば。新型コロナウイルス収束後も地元のお店を利用するきっかけに」と期待している。
また、善行在住の本白水(もとしろみず)智也さん(47)は、動画制作を手がける仕事を活かしウェブページ「藤沢TAKEOUT」(https://fujisawa.ne.jp/)を開設し情報発信を始めた。
ソーシャルメディアでは情報が流れやすく探しにくいと感じ、情報をストックでき検索が可能なサイトを作成。利用者は地域名や「和食」「ステーキ」などのキーワードで検索できる。6日にスタートしたサイトは、8日には2千人が閲覧し、4万7千超のページビューを記録した。
本白水さんは「ローカルなサイトだが、大きな反響に驚いている。飲食店もこの機会に特別サービスを打ち出すなど、打開策を見つけ出そうと頑張っている。応援していきたい」と話した。
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