全国でも最大級の会員数を持つ湘南台商店連合会(最上重夫会長・会員数216)が、半年間の会費免除を決定した。
免除の期間は今年10月から来年3月分。連合会の収益としては年間の半分の300万円を失うことになるが、「コロナ禍で苦しむ事業主の負担を少しでも軽くしたいと役員会の総意として決定した」と最上会長は話す。減収分は今までの繰越金で賄うという。
背景には、商店会組織の弱体化への懸念がある。集客ができない状況に加え、休業要請もあり、各事業者は厳しい経営が続く。その中、商店会からの脱会という声も上がっている。このまま弱体化が進めば、商店会が地域団体と進めてきた安全安心づくりの取り組みや、住民とともに育ててきたイベントの縮小などにつながり、まちの魅力を損なってしまう可能性があると考えた。
「今年の連合会の運営は厳しくなるが、会員の皆さんこの状況を乗り越え元気になってもらうことが一番大切。その後、また一緒に連合会として地域の発展に貢献していきたい」と最上会長。
同連合会は、湘南台駅西口の事業者を中心に構成されている。200を超える会員数は全国屈指の規模だ。活動も活発で、安全安心のまちづくりでは防犯カメラや足元灯の設置、イベントでは相撲部屋と連携した企画や、納涼祭などを開き、多くの地域住民と地元事業者をつないでいる。
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