プロ野球の独立リーグ・ルートインBCリーグが開幕し、今シーズンから参戦した神奈川フューチャードリームス(神奈川FD)が21日、初の公式戦を茨木アストロプラネッツとJ:COMスタジアム土浦で対戦した。先制点を許すが中盤に打線がつながり6対2の逆転勝ちで初陣を飾った。
先発のマウンドを任されたのは、背番号11の前田大佳投手。直球とフォークを軸に1、2回を三者凡退に抑え好調なすべり出しを見せたが、3回に2アウトから3連打で1点を失った。
打線は、失点した直後の4回表、先頭打者の1番・青木颯主将が中堅前にチーム初安打を放つと、2番・工藤祐二朗選手も安打で続きチャンスメイク。主軸の4番・カレオン選手が右翼に2点適時打を放つなど、一挙4得点でチームは逆転に成功した。打線は9回にも2得点。相手の失策も絡んだがつながりのある打線を披露した。
前田投手は6回まで86球2失点の粘投を見せ降板。その後を託された、阿部力也投手、若野愛矢世投手、伊藤克投手が終盤3回を1イニングずつ0点でつないだ。選手たちは初戦勝利を笑顔で喜んでいた。
ウイニングボールを受け取った鈴木尚典監督は「自分が選手だったころよりも緊張した。記念すべき1勝だと思う。60試合すべて全力プレーで最後まで明るく元気に戦いたい」と笑顔だった。
BCリーグは関東地方5県、北陸・信越地方5県、東北、近畿地方から各1県の12チームが参戦し、リーグ優勝を争っている。
地元初戦は惜敗乾投手の好投実らず
神奈川FDは23日、地元神奈川での開幕戦をバッティングパレス相石スタジアム平塚で行った。試合は埼玉武蔵ヒートベアーズを相手に2対3で惜敗。地元での初勝利は叶わなかった。
先発の乾真大投手は初回に失点を許すが、その後粘りのある投球で、5回8奪三振と好投。だが、その後を継いだコルデロ選手が不調で2点を失う。
打線は初回と4回に1点ずつを奪うが、逆転されてからはチャンスで1本が出なかった。
鈴木監督は「やっとホームで試合ができて良かった。できれば勝ちたかったが、こういう日もある。気持ちを切り替えて次の試合に臨みたい。早くファンと会えることを楽しみにしている」と話した。
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