新型コロナウイルス感染症拡大防止のためオープンを延期していた善行の県立スポーツセンターが今月21日から、供用が開始される。県は11・12の2日間にわたり運営シミュレーションを実施。競泳や車いすバスケ、ボッチャなどの選手が練習を行った。
供用開始となる施設は、陸上競技場やテニスコートなどの屋外施設とスポーツアリーナなどの屋内施設で、8月31日までは団体での利用のみとなる。
運営シミュレーションは施設で実際に競技を行い、運営上の課題などを確認する目的で行われた。新設された屋内50mプールでは、県水泳連盟の選手、NECグリーンスイミングクラブ溝の口のパラ水泳の選手ら15人が、約2時間ほど練習を行った。
同連盟は「県営の50mプールは珍しく、選手たちの強化に利用できることが大きなメリット。レベルアップにつながる」と期待を寄せた。
右半身に障害のあるパラ水泳選手の風間健太郎さんは「泳ぎやすかった。ロッカーなどの施設も不便を感じず利用できた」と話していた。
また、車いすバスケやボッチャの選手たちからは、「ドアストッパーがあると安心」「更衣室に座れる椅子を用意してほしい」などの意見が出ていた。
同センターの大塚和弘所長は「コロナ対策を含め今回出た課題をいかしていきたい。健康維持や未病の改善、競技力向上など様々な場面で利用してほしい。また、バリアフリーの施設なので障害者の方がスポーツをするきっかけになれば」と話した。
同センターは老朽化に伴い2016年から、総工費132億円をかけ、約2年かけてリニューアルされた。東京五輪パラリンピックでは、ポルトガル(パラリンピック)とエルサルバドルの選手団が事前キャンプをする予定になっている。
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