出産後1年未満の母親と乳児のケアや育児サポートを行う「産後ケア」の充実に向け、藤沢など5市3町に在住・在勤の助産師を対象とした「湘南助産師会」(齋藤弓子会長)が11日、発足した。今後市町の垣根を越え、研修やセミナーの実施、子育て中の人が参加できるイベントなどを企画していくという。
同会には藤沢・平塚・茅ヶ崎・秦野・伊勢原・寒川・大磯・二宮の5市3町の助産師39人が所属。藤沢と茅ヶ崎にはそれぞれ助産師会があったが、他市町には組織自体がなかった。
産後ケアを巡っては、昨年12月に市町村の実施努力義務に。助産師の活動は妊娠、出産、育児に関する母子の健康管理や指導など多岐に渡る。産後ケアの受け皿を拡充し、より広域的な活動を可能にするため、茅ヶ崎助産師会の声掛けで設立準備を進めてきた。
当初は4月の設立を目指していたが、新型コロナウイルスの影響で延期に。この日はテレビ会議システム「Zoom」を利用し、オンラインで総会を実施した。
齋藤会長(71)は「助産師は人の一生に関われる仕事。楽しさを忘れず、活動を続けていきたい」と話した。
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