神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2020年8月28日 エリアトップへ

孤立高齢者 ネットで交流 県モデル事業開始へ

コミュニティ社会

公開:2020年8月28日

  • X
  • LINE
  • hatena

 新型コロナウイルスの影響で地域でのコミュニティー活動が制限される中、高齢者と外国人をオンライン上でつなげ、交流を促す取り組みが来月から市内で始まる。県の新しい生活様式に基づくモデル事業の一環で、シニア層を日本語の講師と位置付けることで社会との接点を持ってもらい、孤独や孤立の防止につなげる。

 事業は、(株)Helte(ヘルテ)(千葉県柏市)のインターネットサービス「Sail(セイル)」を使用。外国人がインターネットを通じて日本語を学習できるサービスで、現在94カ国、約9000人が登録している。

 今年度はテストも兼ね、活発的なシニアが多く参加している団体を中心に拠点を設定。「高齢者通いの場」や「市民活動推進センター」などでレクリエーションの1つとして導入を進める。現在、9月末から10月頭の開始を目指し、関係各所と調整を進めている。

会話を活力に

 市地域包括ケアシステム推進室はコロナ禍を受け、市内在住の介護保険を使っていない85歳以上の単身高齢者、約1200人の家を訪問し、健康状態や生活状況のヒアリングを実施。交流機会が減ったことに不安を吐露する人が多かったといい、「元々地域における孤立高齢者は課題だったが、集会所の閉鎖やイベントの中止が問題を助長している可能性がある」と分析。さらに「遠方の家族とも会えず、誰かと会話する機会自体がなくなった人も多い。認知機能の低下に影響が出始めている人もいる」として対処を急いでいた。

 県も、コロナウイルス感染拡大を防ぎつつ地域活動を進めるための取り組みとして、6月に「新しい生活様式におけるコミュニティ再生・活性化モデル事業」の募集を開始。市の打診を受け、協力企業として採択された同社との協力に至った。

 同社の後藤学代表は「語学学習は会話を重ねることが大切。外国語講師は青年層が中心だが、人生経験豊富な高齢者は自らの体験を語ることができ、異国文化の伝え手として向いている」と説明する。4年前に事業を開始し、国内の高齢者施設などで導入されているケースもあるという。

 同推進室は「高齢者にとって自身の経験を語ること自体も生きがい創出につながる」と期待を寄せた。
 

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

藤沢版のトップニュース最新6

産学医連携であす初開催

新湘南ウェルビーイングフェスタ

産学医連携であす初開催

次世代の健康管理や移動体験

11月22日

26年度で廃止か

ふれあい入浴事業

26年度で廃止か

「公平性に欠ける」監査で指摘

11月22日

市の説明会に不安の声

稲荷やすらぎ荘

市の説明会に不安の声

”閉鎖・廃止”勘繰る利用者も

11月15日

夢のマウンドへ

東海大相模藤田投手

夢のマウンドへ

羽鳥中出身 日ハム2位指名

11月15日

藤沢産バナナ初出荷

遠藤在住小林さん

藤沢産バナナ初出荷

JAさがみ直売所で今月末まで

11月8日

六会工区が開通

善行長後線

六会工区が開通

12月から、交通利便性向上

11月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月22日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

平均歩数で景品ゲット

ふじさわ歩くPJ

平均歩数で景品ゲット スポーツ藤沢市

申込締切は11月30日(土)

11月1日~12月31日

藤沢版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook