県主催の「中学生の主張inかながわ」の発表大会が先月27日に開かれ、湘南白百合学園中学校(片瀬目白山)3年生の井上穂さん、宇都宮奏乃さん、小林咲葵さん、西條由佳さん、古山遥さんが優秀賞に輝いた。
県内の中学生を対象に、日頃抱いている思いや伝えたいことを作文とスピーチで発表するコンテスト。5人はコロナ禍の日常生活で考えたことを作文にした。大会には58校2478人が応募、白百合生を含む7人が事前審査を通過し、審査員の前で思いを訴えた。
コロナ禍の日常訴え
井上さんは、SNS上で誹謗中傷を受けた著名人が自殺したことから「発言に気を付け、自分を大切にすること」を主張。宇都宮さんは、オンライン上の会話に違和感を感じた経験から「五感で感じる生の会話の重要性」を訴えた。
小林さんの主張はオンライン授業は学校に通いづらい生徒にメリットがあることを知り、「自分と異なる立場の価値観を想像すること」。西條さんは新しい生活様式の中でも変わらない「学校生活や友情の大切さ」を熱弁。古山さんは自粛期間に書道の恩師から届いた手紙に励まされた経験から「手書きの文字の温もり」を記した。
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