2月17日から、さいか屋藤沢店で個展を開催する木版画家の 高橋 孝夫さん 亀井野在住 74歳
木版画で描く、猫の魅力
○…「宝石のような瞳、しなやかでモフモフの体、プニプニの肉球、マイペースで自由奔放な性格…。魅力は、あげたらきりがないよ」。猫の愛らしさを木版画で表現して50年以上。来月にはさいか屋藤沢店で個展を開く。寝ている猫、じゃれ合う猫、ネコ、ねこ…猫だらけの作品、約70点を展示する。
○…大阪府生まれ。実家で猫を飼っており「生まれた時からそばにいた」。大学卒業後、銀行に就職し1972年に結婚。妻の美惠子さんも猫好きだったこともあり、これまで10匹を飼った。にぎやかな”家族”をモデルに約20年前、大きなあくびをする様子を描いた作品が美術展で大賞を受賞。以来、一途に猫を描き続けている。
○…木版画は、小学校の図工の授業で習ったことをきっかけに始めた。その後毎年の年賀状を製作するなど、自己流で地道に創作を続けた。50歳を目前に「今後も長く熱中できるものを」と通信講座に申し込み、本格的に創作開始。バレンも竹の皮から手作りするこだわりで、一つひとつの作品を愛情をこめて丁寧に仕上げる。「想像以上に良いものができたりする偶然の面白みの虜になってしまってね」。一昨年には、日本版画会展で東京都知事賞の栄誉に輝いた。
○…代表作『烏兎怱怱(うとそうそう)II』では、凛とした佇まいで正面を見る黒猫の周りを子猫から成長する猫が囲むことで、歳月の過ぎゆく速さを表現。単に愛らしさを描くだけではなく、時の流れや人生と重ね合わせる点が特徴的で、評価も高い。「猫の魅力を温かさが伝わる木版画で、どんどん発信したい。同時に、作品を通じて、自分がその時々で感じていることも伝えられれば。創りたいものがたくさん」と優しい笑顔を見せた。
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