神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2021年4月30日 エリアトップへ

湘南ホスピタル アロマの香り 医療現場に 終末期ケアなどで活用

社会

公開:2021年4月30日

  • X
  • LINE
  • hatena
薬剤師として薬に加えアロマオイルの管理もする佐藤さん
薬剤師として薬に加えアロマオイルの管理もする佐藤さん

 辻堂の「湘南ホスピタル」で、植物の葉、果皮、樹皮などから抽出したアロマオイル(植物の天然精油)を使ったケアが導入されている。通常の医療・医薬品では対応できない様々なケースに、病院単位でアロマを活用する例は珍しい。

 導入のきっかけは、15年ほど前、同院の入院中の女性が皮膚のかゆみを訴えて。原因は病気ではなく高齢による皮膚の乾きで、通常の医薬品では状態が変わらなかった。

 そこで事情を知った現在薬剤科長の佐藤玲子さん(60)がアロマを活用してはどうかと提案。友人がインストラクター資格を取得し、自らも学んでいた経緯があった。

 医師と看護師に相談した上でオリーブ油とアロマオイル、水を合わせたローションを作り、皮膚に塗ると患者は落ち着いた様子になったという。その後、看護師やスタッフから他の患者にも使いたいと相談され、病院としてアロマを取り入れることになった。

仕組み作りを徹底

 病院では、高齢者の緩和医療や終末期医療などにチームで取り組む機会が多い。現場では、病巣部からの臭いや口臭も困りごとの一つという。佐藤さんはハッカやユーカリ、レモンなどのアロマオイルでスプレーを作り院内の空気中に噴霧したり、ハッカ入りの重曹水を活用。不眠や緩和ケア、環境改善などにも役立てているという。

 「アロマを使用する上で、安全・安心が一番大切」と佐藤さん。同病院では、アロマは薬剤師が医薬品と同様に購入・管理すること、必ず主治医の了解を得ること、使用患者への説明と同意の署名の依頼など仕組み作りを徹底している。また、自身も(一社)日本アロマセラピー学会の会員として研究を続けている。「アロマは医療機関でも患者さんやご家族が穏やかな時間を過ごす一助になる可能性がある。学び続けながら、質の向上や問題解決へ薬剤師としてサポートしていきたい」

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

藤沢版のローカルニュース最新6

平和願って飛ばす“たこ”

平和願って飛ばす“たこ”

鵠沼海岸からパレスチナへ祈り

11月22日

イタズラをしかけよう

イタズラをしかけよう

共謀者の会、参加募集

11月22日

ドルフィンズ全国大会へ

マーチングバンド

ドルフィンズ全国大会へ

10年連続で大舞台

11月22日

今年は特別演奏演技

湘南台高校吹奏楽部

今年は特別演奏演技

11月22日

大会史上初の4連覇

鵠沼中 県中学駅伝

大会史上初の4連覇

チームの誓い「笑顔」でゴール

11月22日

優秀ストーリー賞1位獲得

湘南の宝石

優秀ストーリー賞1位獲得

独自の世界観に評価

11月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月22日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

平均歩数で景品ゲット

ふじさわ歩くPJ

平均歩数で景品ゲット スポーツ藤沢市

申込締切は11月30日(土)

11月1日~12月31日

藤沢版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook