横断歩道や交差点の近くなどに停車し、交通事故を誘発する恐れのある「危険なバス停」について、国土交通省は先月19日、全国の調査結果を公表した。藤沢市内では、対策の優先度を示すABCの三段階で、B判定が20カ所、C判定が3カ所あった。
バス停の設置位置は、2018年に横浜市内で発生した横断歩道上に停まったバスの影になり小学生が車にはねられた死亡事故を機に、強く問題視されるようになった。国交省では全国のバス会社や警察、自治体道路管理者らに呼びかけ、都道府県ごとに「バス停留所安全性確保合同検討会」を結成。19年末から21年1月にかけ、各バス会社に危険が予想されるバス停の抽出を依頼し、調査した。
Aランクは、過去3年以内に停車したバスが要因となる人身事故が発生した、もしくは停車したバスが横断歩道にかぶる地点。Bランクは、停車したバスが横断歩道の前後5m、または交差点にかかる地点。Cランクは、停車したバスが交差点の前後5mにかかる地点と、地域住民などの意見や各都道府県の実情に応じて抽出したバス停。
検討会はバス停や横断歩道の移動など、各バス停留所の安全性確保対策について今後取り組んでいくとしている。
危険度の高いバス停については県警も18年に独自に調査。公表された84カ所中、市内は辻堂の「南町」のみで19年に対策を完了している。
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