片瀬西浜・鵠沼海水浴場を開設する「江の島海水浴場協同組合」(森井裕幸理事長)が水質や美観、安全性などが保たれたビーチに与えられる国際認証「ブルーフラッグ」を取得した。国内5例目、民間団体としては初となる。先月27日、関係者が藤沢市役所を訪れ、鈴木恒夫市長に報告した。
片瀬西浜・鵠沼海水浴場
ブルーフラッグは国際NGOが実施する認証制度で、水質や環境教育など設定された33の基準を満たす必要がある。同組合は2019年11月から取得に向けた取り組みを始め、今年2月に国内審査を通過。同16日に認証が決定した。
市役所を訪れた森井理事長は「全国屈指の海水浴場として、環境問題に取り組みながら誰もが安心安全なビーチを目指していきたい」と抱負。鈴木市長は「認証取得をうれしく思う。誰もが過ごしやすく環境に配慮したビーチへ一緒に盛り上げていきたい」と述べた。
ブルーフラッグは海開きの日に掲げる予定。具体的には定期的な水質検査やビーチクリーンなど海岸美化活動を行うほか、車いす利用者が快適に過ごせるようバリアフリー化を実施。環境対策としてストローや容器などプラスチック製品の削減にも取り組むという。
昨夏はコロナ禍で海水浴場開設を断念。海の家の営業もできない中、組合員が見回り活動などを行い、ビーチの「無秩序化」を防いだ。今夏に向けて森井理事長は「コロナの心配はあるが、開設できるよう万全の体制で準備する」と話した。
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