藤沢、茅ヶ崎、寒川の2市1町を拠点とするプロバスケットチーム結成に向け13日、運営法人「(株)湘南ユナイテッドバスケットボールクラブ藤沢」(湘南ユナイテッドBC)が設立された。来年10月からのB3リーグ参戦を目指し、本格的に動き出す。代表に就任した小河静雄氏(藤沢商工会議所副会頭)は「広く地域活性につなげ、子どもたちの育成に役立てていきたい」と意気込む。事務局は藤沢商議所内に置く。
プロバスケチーム設立を発案したのは、藤沢商工会議所。3年前のスポーツによる地域経済活性化の研究で、誘客できるプロチーム結成が野球、サッカーでは競技場の設置や資金面でハードルが高い中、バスケットボールの規模なら可能性があることに着目。経済効果や地域活性につながる競技人口では、世界的には最多であることや、国内でも中学、高校それぞれ部活動人口が2番目に多いことも後押しになった。
加えて藤沢市を含む湘南エリアの人口が増加傾向であること、人口が多い横浜エリアと隣接していることも好材料に。結果、経済活性では、大会やイベントの開催で来街者を増やすスポーツツーリズムなどの効果が期待でき、地域活性としては、市民との交流活動を通して、シビックプライドの醸成や青少年の育成に貢献できると判断。湘南地域の事業主らと準備委員会を設置し、構想を練り始めたという。
チームの拠点はすでに行政間や、商議所など経済団体でも連携している藤沢、茅ヶ崎、寒川の2市1町とした。5月の各首長の表敬訪問では、「期待感を持って迎えられた」(小河代表)としている。事務局によると、ホームゲームの開催や、練習場所の確保に向け、各地域が協力姿勢を示しているという。
B3リーグへの加盟申請は今年7月。秋の審査を経て、来年2月に本加盟承認となる。
トライアウトも
チームは国内最高峰のBリーグを目指す5人制と、五輪種目にもなった3人制の2つ。3人制はすでに東京江東区のリーグなどに参戦。5人制は今後、人選に入る。
人選は、すでに県社会人1部リーグで活動し、強豪として知られるクラブチームで下部組織となった湘南ステイトからの昇格や、現役のプロ選手の移籍のほか、今年9月以降には、トライアウトも予定。事務局では地域密着のチームとしたい方針もあり、「湘南にゆかりにある選手を発掘したい」と話す。
各種情報などは公式サイトでも発信予定。
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