湘南工科大学付属高校卓球部3年の新井和夏葉さん(17)が、今夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)出場権をかけた県高校総体卓球の部で準優勝した。強豪で知られる同部では唯一の女子選手。高校生最後の機会に全国への切符をつかみ取り、夏に向けては「全国ベスト8を目指してがんばりたい」と意気込んでいる。
新井さんは16日に横須賀アリーナ=横須賀市=で開かれた女子シングルスの予選トーナメントを順当に勝ち抜き、4強に進出。インターハイ出場要件の5位以内を満たし、22日に湘南高校で行われた決勝リーグで頂上決戦に臨んだ。
今や数少ないペンホルダー。ラバーは表ソフトと粒高を使用し、ラケットを反転して相手に球筋を読ませない、独特の戦型が持ち味だ。
初戦は橘の勝田芽依さん(3年)を相手に流れをつかませず、3対0でストレート勝ち。続く2戦目はかねてライバル視してきた強豪、横浜隼人の武山華子さん(2年)と対戦。1対3で惜敗するも、3戦目は横浜隼人の佐藤帆華さん(3年)を3対1で下した。
2勝1敗で3人が並び、当事者間のゲーム率で新井さんは2位に。優勝は武山さんだった。
「周囲あってこそ」
試合が終わると、膝をついたまましばらく立ち上がれなかった。中学時代から体調が不安定で、全力でプレーすると体力を消耗しきることも少なくない。口をつくのは周囲への感謝だ。「先生や同期、周りの支えがあってここまでこれた」。最後の県総体でライバルに一歩及ばなかった。でも、力を出しきった。「練習してきたことが出せるかを目標にやってきた。2位でも自分的にはがんばった」と晴れやな表情を浮かべる。
中学時代は全国ベスト16まで進んだこともある。8月に富山県で行われるインターハイでの目標はその壁を破り、ベスト8に進むこと。「しっかり自分の力を発揮して、上を目指したい」。高校最後の大舞台に照準を合わせた。
インターハイへは同部から男子シングルス2選手、男子ダブルス2ペアも出場を決めている。
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