温暖化を止められるリミットがあと4年に迫っています――。
環境活動に取り組む市民からなる「気候危機アクション藤沢」が10日、藤沢市役所前で温室効果ガス排出削減を訴える街頭活動を行った。子連れの母親や高齢者などメンバーら15人がチラシを手渡しながら通行人に意識の共有を呼び掛けた。
G7を前に全国の環境団体が122カ所で一斉に実施した「あと4年、未来を守れるのは今」キャンペーンの一環。
同団体は昨年8月に発足。同11月には二酸化炭素排出実質ゼロ(ゼロカーボン)をうたう「気候非常事態宣言」の表明を市に陳情した。
陳情は採択され、市は2月、県、鎌倉、相模原、小田原市に続いて宣言を表明。実行に向け、市は市環境基本計画と市地球温暖化対策実行計画を今年度内改定するほか、ゼロカーボンをテーマにしたキャンペーンを展開するとしている。
同団体メンバーで2人の子どもと参加した益永由紀さん(41)は「市が気候非常事態宣言をしたことは成果だが、具体的な対策が不十分に感じる。市民、特に若い人たちにも自分事として捉えてほしい」と話す。
この日は市への要望書も提出。共同代表の青柳節子さん(77)は「行政には市民の意見を汲み取りながら、実効性のある仕組みを作ってもらいたい」と話した。
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