藤沢市内の小中学校に通う子どもをはじめ全国から寄せられたランドセル1千個が、ギニアの子どもたちに届けられた。
元外交官でタレントのオスマン・サンコンさんと鵠沼海岸在住の北山みつきさんが、子どもたちの教育を支援しようと、2018年から呼びかけを行っていた。
当時、母国への支援活動をしているサンコンさんと仕事をしたのが縁で、「生まれ育った藤沢から何かできないか」と北山さんが発案したのがきっかけだった。最初に藤沢市内の小中学校へ足を運び協力を呼びかけ、賛同した鵠沼小学校や湘洋中学校ら5校から200個が寄せられた。
ランドセルは1年ほどで1千個が集まったが、いざ輸送する段階でコロナの影響があり足踏み。輸送費などの工面にも時間がかかった。活動を始めてから3年がたった今年3月、ようやく輸送の準備が整い、ランドセルと同じく寄せられたノートや鉛筆などの文房具をコンテナに積み船便で出荷。今月、ギニアに到着し現地の人々の手によって4つの小学校へ届けられた。
北山さんは「ようやく渡すことができた。子どもたちのうれしそうな笑顔が見たかった」といい、「保管場所を貸してくれた方やランドセルが痛まないように保存の管理をしてくれた方など多くの方々の協力のおかげで達成ができた」と感謝の言葉を口にした。
第2段も計画
北山さんによると、活動の中で知り合った有志から、ランドセル2千個が寄贈される予定で、第2段も計画中。また、日本米を送る準備も進めているという。
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