金メダル獲得へ、がんばれ鵠沼の星――。
25日から始まる東京五輪サーフィン競技に女子日本代表として出場する都筑有夢路さん(20)を応援しようと、21日までに地元の同級生やその保護者らがメッセージ入りの横断幕を手作りした。近く千葉県一宮町の競技会場付近に掲示する予定という。
「GO GO AMURO」と書かれた長さ約5m、幅約1mの横断幕には手のひら大の布がいくつも貼り付けられており、その一つひとつにエールの言葉が並ぶ。「あむちゃんがんばれ」「目指せ金メダル」「同級生がオリンピックに出るなんて夢みたい」。有志のママ友が中心となってSNSで応援メッセージを呼び掛けると、この日までに約5500件が集まった。
早朝の鵠沼海岸にはゆかりのある人ら約40人が集まり、近所に住む若尾美知代さん(54)は「鵠沼海岸の星。ぜひがんばってほしい」、山口尋美さん(52)は「五輪に対して複雑な思いがあったけど、ぐっと応援したい気持ちが高まった」と都筑さんの活躍を願った。
鵠沼の海から巣立った都筑さんは、地元ローカルサーファーにとって特別な存在だ。小学6年生の国重波音くん(11)は「いつも動画で見てるし、(五輪選手に選ばれて)すごいなって尊敬する。あんなサーフィンができるようになりたい」と声を弾ませた。
応援のメッセージを受け、都筑さんの母・良子さん(47)は「こんなに愛情がこもった素敵なものをいただいた。少しでも本人の力になれば」。父・久美雄さん(46)は本番に向け、「悔いがないよう思い切り楽しんで、自分の力を出し切ってほしい」、弟の典くん(11)は「普段は優しくて大好きなお姉ちゃん。金メダルを獲れるようにがんばってほしい」とエールを送った。
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