藤沢市民を中心に有志を募り活動する「ふじさわ市民ミュージカル」が来年8月の公演に向けて、再スタートを切った。コロナ禍で昨年の本公演が中止となったため、開催は2017年以来5年ぶり。歳月が経ち、古参のメンバーが抜けて経験者が少なくなる中、実行委員や出演者たちは力を合わせて活動に励んでいる。
7日の夕方、長後公民館ホールを訪れると、稽古に励む子どもたちの声が聞こえてきた。この日は今月末のワークショップに向けて、小学生からその保護者、60歳以上のベテランまで約20人が参加。演出家の指導を受けながら作品「ウィステリアのドラゴン」の一部シーンを練習していた。
同団体は「藤沢市民にミュージカルの参加と観る機会を」と1996年に発足したボランティア団体。これまで3年に1度の公演などを通じて歌やダンス、芝居に親しみ成果を披露してきた。
昨年8月に第9回公演の開催を予定しており、98人のキャストが集まりレッスンを始めていたが、同年3月からコロナ禍で活動ができず中止を決定。その後活動を再開するも度重なる緊急事態宣言の発令に伴い、公民館が使用中止になるなど活動が制限された。
稽古が再開しても、マスクを着用したままの歌や芝居は、声が通りにくく、口も動かしづらい。また公民館のルールに伴う人数制限もある。それでも「公演を楽しみにしている市民や出演者らのために」と、これまでの関係者らの思いも受け継ぎ「なんとか来年は開催したい」という気持ちを軸にコツコツと練習を重ねている。
同実行委員会副委員長の横田里奈さんは「感染対策を徹底しながら学校や仕事の合間をぬって練習している。皆さんの協力のおかげで、皆みるみるスキルアップしている」と笑顔で話した。
出演者を募集
同実行委では現在、出演者を募集中。対象は小学1年生以上(申し込み時)で、藤沢市内の公民館に通えて、リハーサルや来年8月28日(日)の本公演に出演できる人。受付は12月まで。申し込みは参加者氏名、学年、学校名、緊急連絡先を明記し、メール(fcm2014@ezweb.ne.jp)またはツイッターアカウント(@fcm_happy)へダイレクトメッセージを。詳細はホームページへ。横田さんは「子どもはもちろん、父母や祖父母も大歓迎。初めての方ばかりです。気軽にご参加を」と呼び掛けている。
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