羽鳥小学校1年の阪本航愛(こうあ)君(7)が、藤沢市内の東京五輪聖火リレーコースを実際に走り、夏休みの自由研究にまとめた。タイトルは自身の名前にちなんで「コウアンピック ひとりでせいかリレー」。33ページにわたる大作となった。
聖火リレーを自宅近くで見るのを楽しみにしていたが、公道走行が中止となったことがきっかけ。もともと走ることが好きで「コースを自分で走ってみよう」と考えた。事前に「聖火とは」「五輪の意味」なども調べ、6月27日に「一人聖火リレー」をスタート。トーチキスが行われる前日の辻堂神台公園を一周した。
その後7月から8月の20日間、両親や弟が見守る中、おもちゃのトーチとフジの花を手に走行。江の島、片瀬海岸、龍口寺、藤沢市役所、羽鳥など市内の公道コース(総距離約4・2Km)や1964年の前回東京五輪時のルートも回り、各エリアの写真や走った感想をまとめていった。研究を進めていく中で地域の商店主にも話を聞き、「資料で64年当時藤沢と紹介されていた写真の場所が実は茅ヶ崎だった」などの発見もあったという。
完成は閉会式翌日の8月9日。協力した商店などを巡り、手作りのお礼状を持参して研究を見てもらったという。父・孝太さん(34)は「自主的に取り組み、地域の方との出会いもあり成長につながったと思う」と振り返り、航愛君は「暑い日で疲れた時もあるけれど走るのが楽しくて、たくさんのことがわかって面白かった」と話した。
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