新型コロナウイルスの感染急拡大が藤沢市内でも深刻化している。8月に入ってから急増傾向が続き、1日当たりの新規感染者が14日に初めて3桁を突破。20日は132人で過去最多を更新した。市はこうした状況を受け、江の島の観光施設や周辺駐車場を閉鎖するなど人流抑制策を強化。市民にも感染対策の見直しや不要不急の外出自粛を呼び掛けている。
18日から24日までの直近1週間の新規感染者数は773人。前週(11〜17日)の526人から250人近く増えた。
年代別では、10歳未満が41人、10代が95人、20代が206人、30代が124人、40代が129人、50代が115人、60代が31人、70代が11人、80代が14人、90代が7人。そのうち感染経路不明が440人、家庭内が216人、陽性者と接触が117人。
症状別では、軽症が728人で最多。無症状は34人、中等症は11人、重症はゼロだった。
保育所や放課後児童クラブなど児童福祉施設でも感染事例が相次いている。19日には市内保育所の職員の陽性を確認。放課後児童クラブでも19日に児童、21日に職員の感染が確認されたため、いずれも臨時休所とした。
市は感染拡大に伴う人流抑制策として、12日から主要観光施設の江の島サムエル・コッキング苑や江の島岩屋の営業を休止。16日には江の島島内全駐車場を閉鎖したほか、市内3海水浴場も休場となった。
感染者の急増により、市内の医療体制にも影響が出始めている。16日には市と藤沢医師会が共同でメッセージを発信。「入院や診察などにも影響が出ている。救急車を呼んでも何時間もかかることもある」とし、従来の感染対策の徹底や人混みを避けることなどを呼び掛けた。
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