スズムシ野生化の一環として先月27日、川名御霊神社の境内で約600匹のスズムシが放たれた。
村岡公民館の鈴虫愛好会と川名自治会(子ども会)が協同し開催。17組の親子が参加し、それぞれ自宅で1週間ほど飼育したスズムシに別れを告げた。
カラスの羽でスズムシをそっとすくい「スズムシさん、お元気で」と声をかけながら、放虫していた前川慧仁君(新林小4年生)と知花さん(同小2年生)兄妹は「リーンと鳴いていて可愛かった。神社でも元気に鳴いてほしい」と話した。
鈴虫愛好会会長の吉田勉さんは「来年この神社で夏祭りや盆踊りが開催される頃に『リーンリーン』と貴重な野性のスズムシの鳴き声が聞けたら」と穏やかな笑顔を見せた。
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鈴虫愛好会は今年活動50周年。子どもたちの情操教育も兼ね、村岡公民館を拠点に市内各地の市民センターや公民館で飼育したスズムシを市民へ無料配布している。
参加した子どもたちからは「飼育中、共食いしたりもしたけれど、ナス(餌)をあげたり、可愛らしい仕草を見れたり、育てるのが楽しかった」という声があがっていた。
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