天然藍を使った左官技術を発信する「藍左師」の守谷玲太さん(39)=本鵠沼在住=が市内のカフェで出たコーヒーかすを活用した新たな地産品を発表した。守谷さんは「地域で排出されたモノで新たな価値を生み出したい」と話す。
内装を手掛けた市内のカフェで、コーヒーを抽出した後に残る出がらしに着目。左官材料と配合し、拠点のアトリエ「アートモリヤ」=大鋸=でテーブルに仕立てた。8月中旬には市内の海岸で拾った貝殻を活用した製品も完成した。
コーヒー殻は茶色、貝は白の材質。一見すると混ぜた素材は模様のように見え、大理石も思わせる自然な風合い。「日常的に使ってほしい」と強度やインテリアとのマッチングなども考慮した。
目指すのは、廃材を活用した「お洒落でカッコいい家具」を、藤沢の特産物へと育てていくことだ。「行政に働きかけ、市内の産業から出るほかの廃材、廃棄物を活用するなど、広く地域の課題解決に」と展望を語る。
今後は受注生産も計画。テーブルを含む守谷さんの製品は9月11日(土)、12日(日)にMAR―VISTA GARDEN(茅ヶ崎市)で開催されるマーケスタマーケットに展示される。午前11時〜午後6時。入場無料。
|
|
<PR>
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>