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藤沢版 公開:2021年9月10日 エリアトップへ

藤沢駅南北自由通路 小田急側を先行整備へ 着工は23年度に前倒し

経済

公開:2021年9月10日

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小田急改札口から南口を望むイメージ(上)と現況写真(いずれも市提供)
小田急改札口から南口を望むイメージ(上)と現況写真(いずれも市提供)

 藤沢市、JR東日本、小田急電鉄の3者が進める藤沢駅南北自由通路の再整備を巡り、市は3日、従来の計画を2段階に分け、小田急側の改札口の橋上化や自由通路拡幅などを先行する方針を明らかにした。当初はJR側と一体施工する予定だったが、事業費の平準化とともに早期の整備実現を図る。着工は23年度に前倒し、完成は27年度中を目指すとしている。

 同日の藤沢都心部再生・公共施設再整備特別委員会で市が報告した。

 計画は長さ約80mある南北自由通路を8mから16mに拡幅し、現在1階にある小田急改札を2階のJR改札南側に隣接する形で設置。これを第1期とし、JR側の拡幅と両線のホームをつなぐ乗り換え連絡通路整備については第2期とし、段階的に施工する。南口につながる小田急線1階改札口は一部残す予定。

補正に1700万円

 自由通路の整備を巡っては2019年2月に3者が基本協定を締結。当初は18〜19年度に基本設計、21〜22年度に詳細設計を実施する予定だった。ところが、コロナ禍で財源確保が不透明になったことから詳細設計の着手時期を1年先送りにしていた。

 市によると3月に基本設計が完了。全体事業費はこれまでの約310億円から25億円増の約335億円、市の負担分については約4億円減の約176億円と試算した。事業費や費用負担などについて6月に3者で協議がまとまり、段階施工の方向性が固まったという。

 市はこれを受け、1日開会の藤沢市議会9月定例会に提出する補正予算案に第1期の詳細設計の負担費として約1700万円を計上。可決されれば詳細設計が21〜22年度に実施され、23年度中に着工する。第2期は28年度に着工する見込み。

 現在の藤沢駅は小田急線改札が1階、JR改札が2階にあり、改札間と南北自由通路の動線が交錯。整備後は3線の改札が全てが同じフロアになる。市は駅利用者の利便性を向上させるともに回遊性を高め、周辺地区の活性化を図りたい考え。

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