新江ノ島水族館にこのほど、9月末に閉館した京急油壺マリンパーク(三浦市三崎町)で飼育されていた約100種類200匹の海の生き物が"引っ越し"をした。同館では「魚たちはえのすいでも大切に育てていく」と話している。
10月23日までに数回にわけて搬入され、健康管理後に「相模湾大水槽」や「タイドプール」などで10月末から展示が始まった。体重約2キロの大きさでマリンパークでも存在感を放っていたニシキエビも「トロピカル水槽」へ。「ここまで大きいサイズは、それだけ大切に育てられてきた証拠」と同館飼育スタッフ。「受け継いだ生き物たちがさらに輝けるように努めたい。ぜひ会いに来て」と話した。その他の生き物も状態を見て随時展示予定という。
京急油壺マリンパークは1968年に開館。国内の先駆的な水族館として長年親しまれたが、建物や設備の老朽化や来館者数減少に伴い、9月末、歴史に幕を閉じた。
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