障害者らの就労支援を行う「生きがい就労センター」(鵠沼神明)で10日、藍染体験が行われた。同センターに通う12人が参加。藍染作家の指導を受けながらオリジナルの作品を作り上げた。
同センターが年に1度実施する技能講習会の一環で、「アートモリヤ」=大鋸=代表の守谷玲太さん(39)が監修した。
藍染は生地を染め液に浸し、空気に触れさせると深みのある藍色に変化する。参加者らは藍染作家の信岡典子さんの指導で手ぬぐいやマスクを慎重に染め液に浸し、2度水で洗ってから脱水。そっと広げると独特の絞り模様が浮かび上がり、作品を手に満足そうな表情を浮かべた。
守谷さんは天然藍を使った左官技術を手がける「藍左師」として活動。藍染の普及にも取り組んでおり、「一つひとつ完成品が異なる藍染は多様性を認め合うことに通じる。障害のある人たちと藍染めをつなぐことで、新たな仕組みを作っていけたら」と話した。
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