県中総体の駅伝競走大会が6日、横浜八景島・海の公園で行われ、鵠沼中学校陸上部が、女子の部(5区間12・48Km)で、45分23秒で初優勝を飾った。男女通じて藤沢市内の中学校が優勝するのは初の快挙。メンバーらは「たすきをつないで目標の優勝が実現できてうれしい」と話した。
「驚くほど理想的なレース運びだった。皆が日頃から練習して、リザーブメンバーとともに準備してきた結果が出た」。林嗣監督が評するレースは、1区の伊東輝恵さん(2年)が、上位と小差の4位で滑り出すと、2区の庄司咲来さん(3年)が区間1位タイの快走で首位に。3区・南羽彩恵さん(1年)、区間賞の走りを見せた4区・蓑田芽依さん(3年)がたすきをつなぎ、アンカーの5区・渡辺尚子さん(3年)へ。2位と48秒差で力走するも、ゴール直前に2位の山内中(横浜市青葉区)に6秒差まで迫られる展開に。粘りを見せて1位でゴールテープを切った。
学年超えた結束力
林嗣監督が赴任して4年目となるチーム。同大会で初年度は48位だったが一昨年は22位、昨年は6位と着実に順位を上げてきた。昨年の大会終了時に「次回は優勝」と目標を掲げ、部員たちは練習を積み重ねてきた。
普段は各自が専門とする800m、1500mの中長距離で練習。駅伝チームは3学年が入り混じるが、上級生と下級生がペアを組んで練習したり、冬には鵠沼海岸でトレーニングを行い結束力を強めていった。
「先輩後輩の関係を超えてなごやかで何でも話し合える。リラックスして走れる」という雰囲気も、大会で各自の力を出し切れた要因という。
優勝を経て、次の舞台は12月5日の関東、19日の全国。メンバーは「それぞれがベストな走りをしたい」と声を揃えた。
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