コロナ収束を願い、華やか時代絵巻――。
江の島を臨む片瀬海岸西浜で20日、流鏑馬と武者行列が行われた。かつて源頼朝が戦勝祈願に度々江の島を訪れていた言い伝えにちなみ、新型コロナウイルスの収束を祈念して藤沢市観光協会が初めて実施した。
当日は晴天に恵まれ、武者行列ではふじさわ観光親善大使のつるの剛士さんを頼朝役に、時代衣装に身を包んだ約50人が登場。ゆっくりと砂浜を練り歩いた。
会場の砂浜には約300mの馬場が設置され、神事の後、5人の射手が次々と疾走。騎乗から3つの的に見事矢が当たると乾いた音があたりに響き、居合わせた見物人からは拍手が送られていた。今回は感染症対策のため、事前告知は行われなかった。
イベントは当初5月に計画していたが、コロナ禍で延期に。市観光協会の湯浅裕一会長は「天気に恵まれて本当に良かった。今回を皮切りに今後も続け、藤沢・江の島の象徴となるイベントにしていければ」と話した。
武者行列の総大将を務めたつるのさんは「装束が20キロあるので驚いたが、まるでタイムスリップしたよう。昔の武士も同じ景色を見たと思うと感慨深い」と目を細めた。
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