一輪車を操り技や演技を競う「全日本一輪車競技大会ソロ演技部門」が先月23日、静岡県で開かれ、秋葉台中3年の水間翔規さん(藤沢北部一輪車クラブ)が、テクニカル部門で日本一に輝いた。年代、性別に関係なく演技が競われ、水間さんは高い技術力で初優勝を勝ち取った。
テクニカル部門は、2分30秒の演技時間の中で、一輪車に乗りながら様々な技を披露し、その難易度や完成度、見栄え、独創性などが審査される。
中学3年生の水間さんにとっては、受験勉強と並行しながらの大会出場だった。出場を決意したのは、「どうしても1位が取りたい」という思いから。小学校5年生から出場し、昨年、初めて3位銅メダルを獲得。この1年間、より上を目指し技の習得に励んできた。大会には練り上げた演技をぶつけた。
本番では、ジャンプしている間に一輪車を2回転させる大技に成功。片足で乗り後ろに進んだり、手を床につきながらターンするオリジナルの技も披露し、技術力で2位の選手に20ポイント以上差をつける高い評価を得た。
水間さんは「優勝と聞いて信じられない思いだった。本番前の練習が上手くできたので良いイメージで本番に臨めた」と喜びを語った。
5歳から姉の影響で始めた一輪車。初めて乗れた時や技が決まった時に達成感があり夢中になった。大技は「考えるよりまずやってみて体で覚える」とひたすら練習を繰り返すという。「来年はフランスで開かれる国際大会に出場したい」と夢を語った。
タイヤ乗りで全日本3位
また、同じ一輪車クラブに通う富士見台小6年の増本キララさんは、同大会トラックレース部門のタイヤ乗り30mで3位に輝いた。
タイヤ乗りは、ペダルではなく足でタイヤを直接こぐ競技。
屋外で開かれた大会はあいにくの雨で、増本さんはタイヤや足が滑らないよう準備してレースに臨んだ。レースは一発勝負、増本さんは、小学5・6年生の部で10秒53で初優勝。年代別の入賞者で争われた決勝では、9秒20で3位に輝いた。
「優勝と聞いて驚いた。雨が降っていたので良いタイムではなかったけれど、うまく走れた」と話した。
増本さんは、トラックレースだけでなくソロ演技も練習中。表現力や演技力をつけてソロ演技でも優勝を目指す。
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