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藤沢版 公開:2021年12月24日 エリアトップへ

改修事業に寄付金募る 藤沢市がCF活用

経済

公開:2021年12月24日

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11月に完成した「温室遺構展示体験棟」と江の島シーキャンドル(市提供)
11月に完成した「温室遺構展示体験棟」と江の島シーキャンドル(市提供)

江の島サムエル・コッキング苑

 「江の島サムエル・コッキング苑」のリニューアル整備事業を巡り、藤沢市は20日から改修費の一部資金を募るクラウドファンディング(CF)を開始した。1〜5万円まで寄付金に応じた5つの返礼品を用意し、1280万円の調達を目指す。建物の公共施設整備でCFを活用するのは市では初といい、担当者は「ぜひ多くの人に参加してほしい」と話している。

 リニューアルは同苑が開業した2003年以来の大規模事業で7月に着工。来年10月まで2期に分けて自然を生かした体験施設や遊具、交流施設などを整備する。今年11月には英国人貿易商のサムエル・コッキング氏にちなんだ温室遺構展示体験棟が完成した。

 寄付金は温室遺構展示体験棟の工事費の一部などに充てる予定で、市は返礼品として▽展示体験棟に設置する銘板への氏名や社名の掲載(1〜5万円)▽同苑と江の島シーキャンドルの年間招待状(5千円)▽展示体験棟内のモニターで感謝コメント放映(5万円)▽シーキャンドルライトアップ色決定権(1万円)▽多肉植物の寄せ植え体験(1万円)―を用意。市観光課は「サムエル・コッキング苑ならではの返礼品を用意できた」と成功に向けて自信をのぞかせる。

魅力発信の一助に

 市は同苑の改修事業を観光活性の起爆剤とする「一大プロジェクト」と位置付ける。CF実施は市の財政負担を低減させるだけでなく、観光施策に多くの人に携わってもらうことでプロジェクトの「当事者」として江の島への愛着を深めてもらい、知名度や魅力発信につなげたい狙いがある。

 19年11月に実施した観光案内サインを整備するCFでは、設定した目標を倍以上上回る216万円が集まり、「うれしい誤算だった」(同担当)。前回の成功体験を生かし、資金調達のモデルにもしたい考えだ。

 CFは来年1月31日まで専用サイト(https://camp-fire.jp/projects/view/530163?list=search_result_projects_popular)で受け付ける。

「ふわふわドーム」が完成

 同苑再整備事業の一環で、18日には展望灯台横の芝生広場に子ども向けの遊具「ふわふわドーム」がお目見えした。

 幅17・3m×奥行8〜10・6m×高さ1〜1・35m。トランポリンのように2つの白いドームの上を飛び跳ねて遊ぶことができる。対象年齢は3〜9歳。

 現在開催中の「湘南の宝石」期間中は遊具周辺も夜間ライトアップする。入苑料は大人200円、子ども100円。

展望灯台横の芝生広場に完成した「ふわふわドーム」
展望灯台横の芝生広場に完成した「ふわふわドーム」

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