神奈川フューチャードリームス(FD)の2022年シーズン監督を務める 川村 丈夫さん 49歳
「新たな挑戦」選手とともに
○…目指すは2季ぶりの優勝。「チャンスはある。選手とともに『挑戦』の年にする」と意気込む。藤沢など県内を拠点に活動するプロ野球・ルートインBCリーグ「神奈川フューチャードリームス」の2代目監督に就任した。新戦力の18人の若手ら選手に対しては「とにかく上を目指してやってやるという気概が感じられてうれしい。指導者としても楽しみ」。前季まで10年余り務めた横浜DeNAでの投手コーチ経験を余すことなく発揮し、チームの再建を図る。
○…袖を通すユニフォームの背番号は「16」。現役時代、横浜ベイスターズで開幕投手を務め、日本シリーズにも先発した慣れ親しんだ番号だ。「初心でいこうと思いを込めた」。神奈川FDは参入初年度の2020年に優勝。しかし昨季は東地区3位と振るわなかった。前監督の鈴木尚典氏からバトンを託され、「優勝とNPB入り選手の輩出」の2つの軸を掲げる。
○…大和市出身。小学校時代に野球を始め、地元中学校から県立厚木高校へ。一般入試で立教大学に進み、日本石油を経て96年にドラフト1位で横浜に入団。日本一にも貢献し、通算368試合、防御率3・72と活躍した。「県立高出身でNPB入りした自分のように、神奈川の選手にも可能性がある。経験を伝えて夢を後押ししたい」
○…「少年時代に間近で見たプロの球のスピードに圧倒された」。だからこそ、少年少女への野球教室や地元ファンとの交流の機会も大切にしたいという。「子どものやる気をのばし、神奈川全体の野球の発展に貢献できたら」。本格的な始動は3月のキャンプイン、そして4月の開幕。少年野球の監督以外では、初となる監督の「新たな挑戦」が始まる。
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