紙芝居師として活躍する「ゴリラせんせい」こと半田拓也さんとNPO法人紙芝居プロジェクト理事長の島田博之さんは、江の島の五頭龍伝説を知ってほしいとオリジナル紙芝居を使い保育園で口演を続けている。
昨年末までで市内8園で口演。「地元の伝承を知ることで、郷土愛を育んでもらえたら」と半田さん。園の反応もよく「子どもたちも自分の住むまちのことを知り、大好きになりそう」などの声が届いているという。
この活動は3年前、市民活動のアイデアを持ち寄る企画で同席していた半田さんと島田さんが意気投合し生まれた。
「長く藤沢に住むが、江の島の伝説なんて知らなかった」と半田さん。新住民も増える中「子どもたちが地元を知る機会を作り藤沢を好きになってほしい」と話す。
使う紙芝居は作・絵とも半田さんオリジナル。人々に災いをもたらしていた五頭龍が、海底から生まれた島に舞い降りた天女に恋し改心。善行を重ね結ばれるという物語を、幼児でもわかるようにアレンジ。龍の改心など絵もわかりやすさにこだわり、およそ6カ月をかけて完成させた。完成した紙芝居は江島神社、市内全図書館に贈られた。半田さんは「今後、地域のほかの伝承を紙芝居にして伝えていきたい」と意気込んでいる。
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