藤沢駅南口のフジサワ名店ビル、ダイヤモンドビル、CDビルから成る「391街区」の再開発を巡る計画概要が4日、明らかになった。老朽化した3棟を解体し、地上17階(80m)の複合ビルに一体化。3年後の2025年春を目標に既存ビルを閉店し、解体・新築工事を経て29年度に竣工する構想だ。
同日、テナント入居者向けの説明会が開かれ、概要が示された。
ビルは地上17階、地下2階建てで、延べ床面積約3万6200平方メートルを構想。用途は商業・業務・ホテルを柱とし、駅前の好立地を生かした「湘南の玄関口」にふさわしい施設を目指すという。
示された計画概要では、1〜6階が店舗、7〜10階がオフィス、12階が多目的ホールなどで、13〜17階をホテルと想定。地下1階と同2階には駐輪場と駐車場関連施設を整備する。
今後のスケジュールについて、準備組合は今月下旬に住民説明会を実施し、3月末までに都市計画提案を提出する方針。
3棟は1960〜70年代に完成し、いずれも老朽化が進む。2017年の耐震診断で2棟が震度6以上の地震で「倒壊または崩壊の恐れが高い」とされた。
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