湘南台の駅地下広場に音楽や芸術の発信拠点を作ろうと活動している湘南台アートスクエアプロジェクトでは、コロナ禍で中止が続くコンサートの代わりに、動画配信を始めている。ユーチューブ上にチャンネルを開設。「若手アーティストと市民とをつなぐ活動をリアルだけに頼らず進めていきたい」と同団体の清水桂子さんは話す。
12日の午後2時、メンバーの自宅に音楽デュオ「ラ・テモテ」の2人の演奏が響いた。ピアノとチェロを中心に、クラシックなど耳なじみのある幅広いジャンルの8曲を披露。その模様はユーチューブを通してライブ配信された。本来なら広場で演奏するはずだった2人。ピアノ担当の瀬筒拓磨さん、チェロの湯原庸輔さんは「結成したものの演奏の場がほとんどなかった。声をかけてくれてとても嬉しい」と声を揃えた。「広場オープンも間近。機運も上げていきたい」と清水さん。今後の配信予定は同団体ホームページなどで発表される。
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